内容説明
超自然的な霊力を駆使するもう一つの呪術の体系。憑き物をめぐる呪法の全貌に迫る。
目次
第1章 狐
第2章 管狐
第3章 オーサキ
第4章 犬神
第5章 蛇
第6章 狸
第7章 猫
第8章 その他
著者等紹介
豊嶋泰国[トヨシマヤスクニ]
北海道生まれ。フランス文学、宗教思想、民俗学などを学ぶ。新聞社、出版社勤務を経て、現在、作家・宗教研究家
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
26
プレゼンの資料。狐憑き、オサキ、トウビョウ、犬神などの一般的な憑物から牛蒡種、ヒダル神などの憑物の紹介だけでなく、妖しの見分け方、憑物落しの呪法である蟇目や「一二三四五六七八九十、布留部、由良由良布留部」という呪文で有名な十草の祓や憑物の名を入れることでの守りとなる言霊としての呪歌などの対処法、各憑物に対して落とすのに有効な神社の紹介や説話などが収録されていて不謹慎ですが面白かったです。生まれ故郷での狐の説話が載っていた時、隅々まで丁寧な調査に感服しました。2012/09/30
ねじ
4
図書館で借りてきた。この本、欲しい!!!憑物のあれこれは今まで読んできたけど憑いちゃった際の落とし方なんかが結構詳しく載っている。狐や狗はもちろんうちの地方限定の牛蒡種まで。全て某村、なんかではなく実名で載っているし。非常に楽しく読ませてもらいました!2012/05/15
可兒
3
帝都物語をよく知ろうと軽い気持ちから図書館で借りた本。見ている分には面白い憑き物と呪術の話。文献にしろ現地にしろ、そうとう調査を行ったのが読んでいるだけで分かる。ちょっと返したくなくなってきた2012/12/22
hisoka 秘
0
見た目も著者名もすごい固いけど内容は意外なほど平易な文書で読みやすかった。いろいろ参考になるかも