内容説明
本書は、1799年のナポレオンの遠征隊によるロゼッタ・ストーン発見に始まり、ごく最近のザヒ・ハワスの黄金のミイラの谷発掘に至るまで、エジプト考古学の歴史に残る重要かつ魅力的な発見をつぶさに解説。ファイユームの肖像画、息を飲む美しさのネフェルトイリ王妃の墓、クフ王の船。そしてもちろん、ツタンカーメン王の墓。偉大な発見の数々をくわしく紹介。先王朝時代からローマ時代まで、デルタ地域からヌビアに至るまで、古代エジプトの全時代、全地域を網羅する。また、ツタンカーメン王の軍司令官ホルエムヘブと宝庫長マヤの墓、アクエンアテン王の謎の宰相アペレルの墓所とツタンカーメン王の乳母の墓など、その他の物も含めた発見のすべてを、発掘者本人・関係者のノートや日記、出版物からの丹念な抜粋や、貴重な写真(図版全597点)もふんだんに配し、発掘者の興奮した息吹まで再現。発見の陰に隠された知られざる物語、発掘者の人となりや当時の政治的背景をも浮き彫りにする。
目次
第1章 1798‐1850黎明期
第2章 1850‐1881最初の考古学者たち
第3章 1881‐1914黄金時代
第4章 1914‐1945ファラオと人間たち
第5章 1945以降答えを求めて
著者等紹介
リーヴス,ニコラス[リーヴス,ニコラス][Reeves,Nicholas]
ダーラム大学オリエント博物館名誉会員、およびロンドン・ユニバーシティ・カレッジ考古学研究所名誉研究員。大英博物館のエジプト部門主事、ハイクレア城でのカーナヴォン卿顧問を経て、現在はイートン校マイヤーズ博物館でエジプト部門主事をつとめる。「王家の谷アマルナ王墓プロジェクト」責任者でもある
岡村圭[オカムラケイ]
1965年生まれ。九州大学文学部卒業
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感想・レビュー
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