内容説明
90年代にデビューまたはブレイクした批評家を中心に、いまどきの論客を論じてみます。学者だったり、おたくだったり、コンサルタントだったり、いろんな出自の論客がいるけれど、何もなかったようでいろいろあったこの十年、彼らは何を語ってきたんだろう?そして今、何を目指しているんだろう?批評の力って、何なんだろう?永江朗がナビゲートする21世紀の論壇エンタテインメント読本。
目次
1 社会はどうなる?(宮台真司・90年代がはじまった;宮崎哲弥・アカデミズムとジャーナリズムのあいだで ほか)
2 時代の思考回路(大塚英志・物語の生産と消費をにらんで;岡田斗司夫・オタク批評の真価 ほか)
3 芸術が表わすもの(椹木野衣・ポップカルチャーを生きるニヒリズム;港千尋・世界を再構築する眼 ほか)
4 ライフスタイルとサブカルチャー(伏見憲明・男制・女制;松沢呉一・ばかばかしいもので撃つ快感 ほか)
5 文芸は何を語る(福田和也・小林秀雄への道;斎藤美奈子・あなたの固定観念 ほか)
著者等紹介
永江朗[ナガエアキラ]
1958年5月9日生まれ。北海道旭川市出身。法政大学文学部卒業。西武百貨店系洋書店に約7年間勤務。その後、フリーのライター兼編集者を約5年間。この時期、『宝島』および『別冊宝島』編集部にそれぞれ2年在籍。93年ごろよりライター業に専念
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