内容説明
「もうフィクションでは現実に追いつけない」731部隊のペストノミ爆弾、ソ連の天然痘ウイルス大陸間弾道ミサイル計画、そしてイラク、北朝鮮、オウム真理教の細菌戦プロジェクト…禁断の最終兵器と驚愕の計画のすべてを明らかにした戦慄のドキュメント。
目次
“現実に起きた”生物戦争のシミュレーション
現在、アメリカは総力をあげて生物兵器対策に取り組んでいる
生物戦の愚かな第一歩は、日本の七三一部隊からはじまった
第二次世界大戦後、超大国による“生物戦”が火ぶたをきる
冷戦時のソ連は、生物兵器開発を最重点に置いていた
CIAがソ連の生物兵器計画を過小評価していたために…
生物兵器禁止条約はさまざまな思惑のうちに調印された
ソ連は条約を守るつもりなど最初からなかった
スヴェルドロフスクで史上最悪のバイオハザードが発生する
ICBMに生物弾頭を搭載していたソ連〔ほか〕
著者等紹介
ゴールドバーグ,ジェフ[Goldberg,Jeff]
フリーのテレビプロデューサー兼ジャーナリスト。ワシントンDC在住
マンゴールド,トム[Mangold,Tom]
BBCテレビのドキュメンタリー“Panorama”担当の記者で、ベストセラーの作者でもある。著書に「The File on the Tsar」「Tunnels of Cu Chi」など。ロンドン在住
上野元美[ウエノモトミ]
三重県出身。英米翻訳家。歴史、政治、軍事、科学などを総合的な幅広い視野でとらえる翻訳者をめざす。おもな訳書に「テロリズム」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。