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バカなヤツらは皆殺し

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562033058
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

キモチよければいいじゃない!超快楽主義な女のコ2人が暴走する!セックス&バイオレンスなハードコア・ロードノベル。

著者等紹介

デパント,ヴィルジニ[Despentes,Virginie]
フランスの新進女流小説家。95年に本書『バカなヤツらは皆殺し』でデビューして注目される。以後、『Les Chiennes Savantes(調教された雌犬)』(97年)、『Les Jolies Choses(きれいなもの)』(98年)を発表。いずれも若者たちの生態を生々しくリアルに描いた小説である。デパントは音楽に通じ、パリでレコード店を開き、娼婦やパンク仲間ともつきあいがある。本書は95年度フロール賞の候補にもなった

稲松三千野[イナマツミチノ]
1971年富山県出身。上智大学外国語学部卒。フランス語翻訳家。主な訳書に『不器用な愛』(原書房)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

66
映画秘宝の切り株映画ムックで取り上げられていたノワール小説。イカれ娘二人の、セックスとスィーツと殺しの逃避行。仏思想小説の系譜、サドやバタイユとかの価値の揺さぶりを、までは無く表面のみの映像的なシーンが多い。だが極悪な行為を行う、登場人物たちの微かな内面を描写できるのは小説であると確信する。その部分に叙情めいた印象がある。軽く乾いた一気に読む作品だ。女流作家のデビュー作だそうで映画化されているとのこと。2017/09/03

空猫

34
下品極まりないこの表紙に惹かれて手を出したものの、内容もその通りでビビる。どこが『テルマ&ルイーズ』?映画は卑下、抑圧された女達の抵抗というテーマがあったが、この小説はただラリった女二人の逃避行ってだけだった。モロ出しエロビデオ観ながら自慰するシーンから始まり、次々登場する人々に混乱するうちに繰り返されるのはドラッグ、レイプ、暴力、金の為に行う見境ない強盗と殺人…嫌いじゃないが好みではなかった。2022/10/26

tomo*tin

27
とにかく誰とでも犯りまくったり、誰でも殺りまくったり、何でも盗みまくったりするファックミーな女子二名。セックス&バイオレンスに多分「バカ」とか「アホ」とかがプラスされる。物凄い勢いである。突き抜けちゃってバカすぎて可愛い。おそらく彼女たちは立ち止まったら息ができないのだ。泳ぎ続けないと死んでしまうのだ。まるでマグロな暴走族である。スピードで孤独と切なさを緩和させ、欲望と衝動で心を満たす。正義も倫理も明後日来やがれな勢いで疾走するのみでございます。面白かった!2009/07/02

K

7
フランスの女流作家デパントのデビュー作。堕ちに堕ちた女二人組が、街中でイキる奴らを撃ちまくる。酒、ヤク、ファックとやりたい放題。下劣耐性があると少しは自負しているが、読書中少し気分が悪くなった、笑。最後は結局散々な終わりだが、気に入らない奴らを撃ちまくるのはスカッとする。いつもされっぱなしの「女」が反撃に出る、という点で評価する人もおり、反対にいや、こんなの逆効果だろという批判もあるらしい。昨今流行の(?)フェミニズムの文脈で読まれることもあるらしいが、単純にエンタメとして読むぐらいがいいのではと思う。2025/11/13

ニミッツクラス

5
凄いのを読んでしまった。仏国作家デパントのデビュー作にして・・多分この分野の最高傑作。最初はシリアルキラーの如く、さもありなんの展開だが、途中からどんどん常軌を逸していく。二人の女性の中身は間違いなく雄ニワトリか何かで、思うことがあっても3歩歩くか、3秒でどうでもよくなる。そしてキレる。心で思っても実行しないからこそホモサピエンスなのだ。思わずうなる快楽殺人ロードクライム。もう本書を超す物はないと一読書家として感慨を持つに留めないと。あえて触れなかったけど、やはり一言・・著者は女性です。★★★★★☆2011/12/08

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