月明かりの闇―フェル博士最後の事件

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562032921
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

アメリカ南部の島ジェイムズ島にあるメイナード邸で、不可解な“事件”が頻発する。何者かに案山子が盗まれたり、武器室の斧が消えるという。さらに主人メイナードの言動も理解しがたかった。そうしたなかで殺人が起こる。鈍器で頭部を殴られたようだった。しかも殺人現場には、被害者以外の足跡がなかった。メイナード邸に客として招待されていたギデオン・フェル博士は、そこで最後の謎に挑むことになる。足跡のない殺人と限定された容疑者、百年前の惨劇と伝説、そして意外な真実とその動機。名探偵フェル博士の最後を飾る、長編本格ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
図書館本。 図書館にあんまりカーが置いてない。取り敢えずこれがあったので借りたけども。 トリックがこれほんとうまくいく??っていうのだったり、マッジが奔放すぎだなぁ…2022/09/26

madhatter

1
再読。殺人のトリックは、ある種の○○トリックと言えるのだろうが、「本当に巧く行くのかいな」という疑問はともかくとしても、人様の家でそんな大掛かりな真似をよくもまあ…という印象の方が強い。また、それ以上に足跡の謎を○○で済ましてしまっているのが、フェル博士最後の事件として、非常に残念だった。HM最後の『騎士』が小粒ながらも秀作であることを考えると、もう何とも言えない。なお、訳文、特にフェル博士の語り口が、一般に通用しているスタイルと異なるため、終始違和感がつきまとった。2011/10/16

m-freak

0
知人を訪ねてチャールストンには行ったことがあるので、本作を早く読んでおけば、チャールストン観光ももっと楽しめたかなぁと思う。本格ミステリの定番、「足跡のない殺人」。トリックはう〜んと思わなくもないけど、伏線の張り方や展開、そして、登場人物たちの感情の機微が面白い。2011/12/25

朱音

0
この原題は「Dark of the Moon」というんだけど、これが文中にも何度か出てきます。「月の欠けた(暗くなった)部分」という意味で使われてたり、「新月」に当てられてたり。これが、物語の謎の部分、ということを暗示してるらしいんだけど、訳するの大変だったろうな…私には向いてないかな…読むのにかなり時間がかかっちゃいました。面白くないとかそういうのじゃないんだけど。あっと言わせる、ってところはありますね。2003/02/25

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