青の殺人

青の殺人

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562032846
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

一部のファンの間では伝説と化した映画『ワイルド・ニンフ』を残して二十年前に失踪した映画監督の行方を追っていた映画プロデューサーが、何者かに殺害された。州知事の命を受けた特別捜査官マイカ・マッコールは現地に赴いたが、『ワイルド・ニンフ』に関係していたと思われる人々は一様に口を閉じ、捜査は難航する。その映画には何が封じてあったのか。被害者はその封印を解いてしまったのか。そして失踪した映画監督の正体とは誰なのか…。「巨匠たち」がおくる熟練の本格長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

65
原題の「The Blue Movie Murders」からしてクイーンらしくないのがバレバレ。実作者はサム・ホーソーンや怪盗ニックもので有名なエドワード・D・ホックです。有栖川有栖氏の解説によると、ホックのアイディアをリーとダネイが文章指導をして、全ページにわたって添削したとのことです。その結果クイーンでもホックでもない、鬼子のようなフーダニット・ハードボイルドができあがりました。オチに捻りはあるものの、クイーンを名乗るには力不足。ただ、訳は非常に読み易く、流麗でテンポの良い文章は感動的ですらあります。2015/06/23

左近

5
クイーンのいわゆる「名義貸し」作品の存在は、本格ミステリ好きとして一応知ってはいるものの、実際に読むのは先のことになりそう…と思っていたら、近所の図書館で発見した本書がエドワード・D・ホックの手になるものであると判明。何を隠そう、いや、別に隠してないけど、海外ミステリの中で(ホームズ先生は別格)ホックとアントニー・バークリーを、私はこよなく愛するものである!というわけで、早速手に取った。犯人の条件を挙げて絞り込んでいくところはクイーン風味ながら、全体的には軽ハードボイルド調。ちなみに解説は有栖川有栖。2023/08/13

ホームズ

4
エラリー・クイーン名義でホッグが書いてたんだ(・・;)結構そういうの多いんだね。2008/03/21

もぐもぐチョビたん

3
エドワード・D・ホック著☆エラリー・クイーンて複雑なんだねぇ(x_x;)すごく読みやすい一冊だった。フーダニットものだけど丁寧に読めば犯人はわかるかな? ハードボイルドテイストな主人公でかっこよかった(笑)2012/09/04

ササキマコト

3
実は海外の作品はあまり得意ではないのですが、「エラリー・クイーン」ってよく聞くし一冊くらい読んでみっかな、と思って適当に取った一冊です。「翻訳が良いのか海外の作品の割には読みやすいなー」と思いつつ「おー、最後のこれは中々」と上から目線で読み終えるつもりだったのですが、最後についていた解説を読んでビックリ。これ書いたのクイーンさんじゃないの?!Σ(´・д・`)なんか名探偵コナンの映画だと思って見ていたのが未来少年コナンだったくらいの騙され感です。ちくしょー。2012/01/18

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