内容説明
ハトシェプスト女王をはじめ、宮廷の日常から庶民生活、王宮からピラミッド建設の現場まで…様々な女性たちの生き様を再現。
目次
歴史的背景
1 支配する女王たち
2 王家の女性たち
3 王宮とハーレム
4 恋愛と結婚
5 母親と子供
6 一家の主婦
7 衣服と装飾品
8 社会の中の女性
9 働く女性
10 ギザの労働者社会の女性
11 宗教生活
12 死と来世
13 芸術と美
著者等紹介
ハワス,ザヒ[ハワス,ザヒ][Hawass,Zahi]
著名なエジプト人考古学者、エジプト学者。1947年生まれ。ピラミッドを建造した労働者たちの墓や、大ピラミッド西方のクフ王の役人たちの墓の発見、第三ピラミッド付近でのラメセス二世の一組の彫像の発見その他、エジプト学における業績の傍ら、教育・研究活動と平行してエジプト政府の官僚としての活動も幅広く、観光と考古学との調和についての諸提言でも貢献し、欧米をはじめ世界中で講演を行っている。2002年以来、エジプト考古最高評議会事務局長の要職を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宵子
0
プトレマイオス朝以前までの古代エジプトの女性について書いたもの。ハトシェスプトやネフェルティティのような有名人の話以外に、名もない普通の女性のことにも重点が置かれている。そのため、ある程度この時代の知識がないと面白くないかもしれない。当時の女性は財産贈与件や裁判を受ける/起訴できる人権を持っており、それなりに地位もあったらしい。しかし、男性と比べて識字率も低く一夫多妻制であったことなどから、完全な男女平等とも言えない。2016/04/22
夜の女王
0
☆☆ “女性たち”と限定されているので期待したが、元々資料が少ないので一般的な話がほとんど。ハトシェプストやネフェルティティの有名どころの女性にも一通りしか触れれてないため、少々物足りなく途中で飽きてきた。古代エジプトの歴史に詳しくないので、後ろに年表でもあればもう少しわかりやすかったかも。2013/03/10