内容説明
生きた証言で綴るロンドンの2000年。ローマ時代からハノーヴァー朝まで。
目次
ローマ時代とサクソン時代のロンドン―43‐1066年
中世のロンドン―1066‐1485年
チューダー朝のロンドン―1485‐1558年
エリザベス朝とジェームズ一世治下のロンドン―1625‐1660年
王と議会のあいだのロンドン―1588‐1625年
後期スチュアート朝ロンドン―1660‐1714年
ハノーヴァー朝ロンドン―1714‐1789年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
12
歴史理解には我々が日本史に持つような初歩的なエピソード的知識が助けとなる。外国史にはその前提がないため、大英国史でさえ無味乾燥な暦めくりに終わってしまう。本書はロンドンという都市に座標を据え、そこでの様々な出来事を興味深く描くことにより、一国通史の経糸に彩ある横糸を織り込んでくれる。勿論史料の制約から古代の事項は急ぎ足であるが、中世以降本巻の扱う近世初期まで、家賃棚上げ依頼の様な書簡、魔窟探訪記や馬車とセダン輿の交通戦争、勿論大火や暴動、公開処刑等も含め、精緻な図版と共に興味深い記述が満載の好企画である。2022/02/05
-
- 電子書籍
- 愛と気づくまで【分冊】 9巻 ハーレク…