内容説明
「神の時代」の愉しみ。快楽や愛が罪とみなされていた時代の密やかな愉しみ。異色の西欧文化史第二弾。
目次
第1部 性愛(下準備;行為;逸脱)
第2部 教会と快楽の拒否(聖職者と性;現世厭離)
第3部 あらゆる感覚の快楽(食卓;娯楽;美と文化)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じろ
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一部、二部で主に性が、三部でそれ以外の快楽について書かれている。結語では、神への愛を語ることばの中に、食べることや性に関することの語彙が多く含まれていることが、あらためて示される。信仰と理性と快楽についての言葉が、複雑に折り重なる中世。2014/01/05
ともたか
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中世とは面白い時代だ。 へんてこなことが山ほどある。2013/06/20
ゆうや
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中世の人々の欲求(性、食など)を中心に取り扱っている。当時の人々のあるべき理想像と実際の生活は、所々乖離していたりして、良くも悪くも人間らしく生きていたのだと思った。あと、初めて聞く名前の料理がいくつもあり、調べてみようと思った。2020/11/17