ニューウェイヴ・ミステリ読本

千街晶之/福井健太

原書房（1997/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 266,／高さ 21cm
• 商品コード 9784562029204
• NDC分類 910.26
• Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Tanaka9999]

1997年第1刷、原書房の単行本。『本格ミステリ・ベスト10』とはランキングがないだけであまり変わらないような。特に評論は評論ぽくないような気がする。ちなみに『本格ミステリ・ベスト10』はこの本の発行の前後から始まっている。『本格ミステリ・ベスト10』は、現在は原書房だが始まった時は東京創元社だったらしい。と言って、この本の編者の千街晶之が『本格ミステリ・ベスト10』編者の探偵小説研究会の会員である以上のかかわりがあるかどうかは知らないが。

2024/06/10

[Tetchy]

新本格だけを焦点にしたミステリガイドブック。だが内容がマニアックなものとなっており、本来初心者のための案内書という意味でのガイドブックとしては不合格と云わざるを得ない。その最たる一因は掲載されている評論が難し過ぎる。もっと平易に判りやすく出来ないものか。恐らく編者にしてみれば十分満足のいく一冊だろうが、それは編者の自己満足に過ぎない。

2009/01/29

[なお]

新本格系の書籍の中では始めの方に出たガイドブックだったので、非常に重宝した本。

2017/10/02

[永田 誠治]

綾辻行人の『十角館の殺人』に出会って、新世代の本格推理の夜明けに歓喜した当時の僕にとってのバイブル的な１冊。あの頃は大学生だった…。

[kanamori]

☆☆☆

2012/09/22