内容説明
一遊牧民の視点で綴る、素顔の生活誌。道具や動物たちの精緻なイラストや写真をまじえ、大自然と共に生きる遊牧民の知恵や技術を描く。
目次
第1章 遊牧民の暮らし
第2章 馬と遊牧民
第3章 遊牧民の食事
第4章 遊牧民の知恵と技術
第5章 モンゴルの動物たち
第6章 遊牧民の背景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょうこ
1
3段組縦書きにレイアウトされた本を読んだのはいつぶりか。全てのページに著者によるイラスト、図解が配置されいて、読みやすい。イラストは線がやさしく親しみやすい。やさしい心をおもちの先生なんだろうなあ。遊牧民、憧れる。都会の中での遊牧民生活についてちょっと考えてみよう。2020/05/03
ハル
1
「道のない草原を馬で自由自在に走っていると、まるでモーターボートに乗って海の上を走っているよう」「あるモンゴル人が日本の海を見て、懐かしいと言った」がとても不思議で印象的な言葉だった。遊牧民の知恵と生活が丁寧に綴られていて気持ちよく読めた。 ラクダって気性が荒くて難しいのか。仔ラクダの声に似ている馬頭琴の音色を聞くとラクダは涙を流す。母ラクダは仔ラクダが見当たらなくなると同様に泣くからだというのは何だかロマンティック。 2019/08/02