感想・レビュー
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ヴェネツィア
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著者の2人、ヨハナン・アハロニ氏とアヴィ・ヨナ氏はともに聖書考古学者。本書では「旧約聖書」の創世記および考古学上の金石併用時代(紀元前4000年)からはじまって、紀元2世紀あたり(原始キリスト教会の成立?)までを網羅する。通常の世界史では、せいぜいアレクサンドロスくらいしか扱わないが、ここではかのパレスチナの地での歴史を詳細に通観して行く。それを見ると、この地では実に夥しいほどの戦いが繰り返されてきたことに驚くばかり。ここは、まさに栄枯盛衰を繰り返した宿命の地である。また、このスパンからすれば、⇒ 2025/04/24