情報なき戦争指導―大本営情報参謀の回想

情報なき戦争指導―大本営情報参謀の回想

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  • サイズ A5判/ページ数 412p/高さ 23X17cm
  • 商品コード 9784562018864
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C0031

内容説明

“敵を知らず己を知らず”。戦前戦中、大本営で対米英情報及び作戦参謀として仕えた11人の各部長の時代。―満州事変から大東亜戦争の全過程を、情報の見地から赤裸々に回想し、忌憚なく分析。情報収集~後方(兵站)準備~作戦という順序を忠実に守る米英に反して、抽象論が横行し実行面の軽視される日本軍の姿が浮き彫りにされる。

目次

第1章 満州事変後における情勢と情報活動概観
第2章 本間部長時代における情勢と情報活動
第3章 樋口部長時代における情勢と情報活動
第4章 土橋部長時代における情勢と情報活動
第5章 若松及び岡本両部長時代における情勢と情報活動
第6章 有末部長在職時の情勢と情報活動
第7章 総括的な反省と戒め

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろただでござる

2
人の命を浪費する戦争を立案・指揮・命令する余りにも残念な一部の人達。この本に書かれているのが全て真実だと信じるほど若くはないけど、やりきれない思いはする。出会えてよかった本です。2014/09/06

AShi

0
堀栄三の本より面白くない。誰それが何何をした、という話が続く。2018/12/09

maghrib

0
図書館本.英米担当情報参謀として収集分析した情報が意思決定に用いられなかった点を問題としている.その他、陸軍情報部目線だからか,外務省・海軍(特に山本五十六)・陸軍作戦部に対する問題指摘が多いかも.日中戦争・三国同盟・対米開戦・真珠湾・ミッドウェイ・インパールの意思決定すべてで、最初は皆反対だったのに一部の主張者による空気の変化、上層部の妥協重視、情報軽視、大勢順応で決まっていったとのこと(p.350).山本七平の指摘通り.その他陸軍・海軍の違いなど(後者は戦略より作戦戦闘重視(臨機応変),p.346).2018/12/03

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