出版社内容情報
市場支配力に注目しながら、欧米の情報通信分野の法規制を比較し、アメリカとEUの規制類型の混合型と性格づけられる日本法の規制について、その制度の特徴や問題点、課題を整理した。
目次
第1章 総論 情報通信における市場支配力の規制
第2章 ネットワークにおける市場支配力―ボトルネックの議論を主とした経済学的アプローチ
第3章 EUの情報通信における「重大な市場支配力(SMP)」レジーム
第4章 ドイツ電気通信法における市場規制と消費者保護
第5章 アメリカにおける情報通信規制の過程と手法
第6章 日本の情報通信分野の市場支配力規制
第7章 市場支配力規制の国際比較と日本法―「アメリカ型」と「EU型」:「分離モデル」と「統合モデル」
著者等紹介
岸井大太郎[キシイダイタロウ]
法政大学法学部教授。1953年生。1978年東京大学法学部卒業。1978‐81年東京大学法学部助手。専攻は経済法、公益事業法
鳥居昭夫[トリイアキオ]
中央大学経済学部教授。1952年生。1976年東京大学理学部卒業。1983年東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程単位取得退学。専攻は産業組織論、公的規制論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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