内容説明
本書は、「確率過程論を基礎とする時系列分析法は本来工学の領域で開発されたものであり、この方法を経済時系列や経営時系列に機械的に適用しているのではないか」、という疑問と共に時系列モデル分析の根幹を問い直す。
目次
第１章 会計利益時系列の定常性と予測
第２章 会計利益に関するファジィ時系列モデルの構築と予測
第３章 フラクタル幾何学と経済時系列分析
第４章 カオス理論と経済時系列分析
第５章 ウェーブレット解析
第６章 ウェーブレットによるＧＤＰの解析
第７章 ハイブリッドモデルによる非定常時系列分析
第８章 ハイブリッドモデリングの解析事例―ＰＯＳデータのモデル探索
著者等紹介
新田功［ニッタイサオ］
最終学歴は明治大学大学院政治経済学研究科経済学専攻博士後期課程。現職明治大学政治経済学部教授。主要業績に『日本人と国際化』（分担執筆、人間の科学社）、『日本人と社会変動』（分担執筆、人間の科学社）、『環境保護主義の時代』（共訳、多賀出版）、『複雑系と相場』（共訳、白桃書房）、『カオスと資本市場』（単訳、白桃書房）、他
大滝厚［オオタキアツシ］
工学博士。最終学歴は早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程。現職明治大学理工学部教授。主要業績に『２進木解析法―ＣＡＲＴによる―』（共著、日科技連出版社）、『データのまとめ方と活用』（共著、『ＱＣ入門講座』５・６分冊、日本規格協会）、『品質管理のための実験計画法テキスト』（共著、日科技連出版社）、『ＩＳＯ１４０００環境マネジメント便覧』（編著、日本規格協会）、『パソコンＢＡＳＩＣ統計解析』（共著、東海大学出版会）、等
森久［モリヒサシ］
博士（経営学）。最終学歴は明治大学大学院商学研究科商学専攻博士課程。現職明治大学経営学部教授。主要業績に『会計利益と時系列分析』（単著、森山書店）、『外部環境・管理会計システムと財務業績との関係についての実証研究』（共著、『会計』）
阪井和男［サカイカズオ］
理学博士。最終学歴は東京理科大学大学院理学研究科物理学専攻博士後期課程。現職明治大学法学部教授。主要業績に『ＳＰＳＳによるデータ解析の基礎』（共著、培風館）、『Ｅｘｃｅｌによるデータ解析の基礎』（共著、培風館）、『ＳＡＳによるデータ解析の基礎』（共著、培風館）、『インターネット、マルチメディアをよむ―技術、人、社会の諸相―』（共著、日本出版サービス）、『知の技法のための人間・社会・コンピュータ』（共著、弘学出版）、等
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
