出版社内容情報
2011年3月,国民・利用者目線に立った行政への転換を目指し交通基本法が閣議決定された。本書では,過疎地・地方小都市の地域交通に焦点をあて,各地の取組み事例を盛り込みながらその今後のあり方を探る。
目次
地域交通政策と持続可能な発展
地域交通政策の視点から見た交通基本法と対応のあり方
地域交通政策における目標の明確化と戦略的取り組み
地域総合交通戦略の策定―英国LTPのアクセシビリティ指標と数値目標を中心に
地域公共交通における財政負担と財源
地域公共交通の社会的価値の計測―費用対効果分析の実例
ささえあう地域と交通事業者―貴志川線の事例を中心に
地域公共交通における合意形成と住民参画―貴志川線の事例を中心に
DRTの現状と課題
福祉有償運送の現状と課題
強毒性新型インフルエンザと交通事業の持続可能性―鉄軌道における伝播防止策のあり方を中心に
著者等紹介
辻本勝久[ツジモトカツヒサ]
1971年5月三重県名張市生まれ。1990年三重県立名張西高等学校卒業。1994年広島大学総合科学部卒業。1999年広島大学大学院国際協力研究科博士課程後期修了博士(学術)(広島大学)。2000年広島大学経済学部附属地域経済システム研究センター講師(研究機関研究員)。2001年和歌山大学経済学部講師。2003年和歌山大学経済学部助教授。2007年和歌山大学経済学部准教授。2011年4月和歌山大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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