出版社内容情報
有名人を広告に起用する効果やリスクを理論的・実証的に追究。ネットメディアの普及も踏まえまとめており貴重!
日々、テレビや新聞などの伝統的なメディア、またネットメディアを利用し、セレブリティすなわち有名人を起用した広告に触れないことはないだろう。このようにセレブリティを広く起用するのは日本の広告コミュニケーションの特徴と言われている。
本書は、社会心理学などの知見も援用し、近年のネットコミュニケーションの特徴を整理した上で「セレブリティ・コミュニケーション」の理論化を試みている。さらに、これを踏まえ、セレブリティ広告の有効性や、重複出演された際の負の効果、またセレブリティを広く捉え、ゆるキャラなどを含むキャラクターを用いる広告など、さまざまな事例についても当たり検討している。
セレブリティ・コミュニケーションは、特に日本では重要な広告手法であるにもかかわらず、十分に実証的な研究がなかった。広告代理店や大手企業の広告担当者などに極めて有用であろう。
朴 正洙[パク ジョンスウ]
著・文・その他
内容説明
セレブリティを起用するだけで広告効果が高まるというのは幻想に過ぎない。緻密なキャスティングからコスト、リスクの検討まで含めた、“戦略的なセレブリティ・コミュニケーション”の実際をあますところなく伝える。
目次
序章 セレブリティ・コミュニケーション
第1章 デジタル時代のマーケティング・コミュニケーション
第2章 セレブリティ・コミュニケーションの理論1―情報源モデル理論
第3章 セレブリティ・コミュニケーションの理論2―複合モデル理論
第4章 セレブリティ・コミュニケーションの効果
第5章 セレブリティ・キャスティング
第6章 セレブリティのネガティブな効果―重複出演の実態を中心に
第7章 有事・不祥事の際のセレブリティ・コミュニケーション―東日本大震災を事例として
第8章 キャラクター・コミュニケーション
第9章 企業のクリエイティブ戦略上のセレブリティ・コミュニケーション戦略―3社の事例をもとに
終章 戦略的セレブリティ・コミュニケーションの必要性
著者等紹介
朴正洙[パクジョンスウ]
博士(商学)。1970年ソウル市生まれ。銀行・商社勤務を経て、2001年Sungkyunkwan大学経営大学院修士課程修了。2005年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。2012年同大学大学院商学研究科博士後期課程修了。2008年早稲田大学商学学術院助手。2012年早稲田大学商学学術院助教。2013年関東学院大学経済学部准教授。2015年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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