出版社内容情報
莫大な広告費用をかけずに永続的競争優位を確立する「共感ブランド」を育てる方法を探究!
コミュニティ、口コミに関する実証調査をもとに、消費者がブランドを経験することを通して共感が生じ、差別化につながるメカニズムを提示。
本書では、従来、注目されていた「不安型口コミ」でなく、「共感型口コミ」に着目し、この生成が共感ブランディングにつながるとして、消費者参加の価値共創を提案している。
目次
第1章 ブランドの概念の普遍性:交通系ICカード普及におけるブランドの影響(研究の背景と目的;電子マネーの普及要因 ほか)
第2章 コミュニティによる習慣化:ダイエット態度変容におけるコミュニティの影響(ダイエットサイトでの態度変容過程;ダイエット態度と所属集団の影響)
第3章 ブランド・ロイヤルティ向上のメカニズム:コミュニティの果たす役割(実証ケース1:DARTによるブランド経験―ブランド・ジャパン2010年度総合ランキングなどより;実証ケース2:交通系ICカードの利用促進にみるDARTとブランド経験 ほか)
第4章 消費者の参加と共創を生みだすメカニズム:外食と通信添削にみる共感と参加(問題の所在;先行研究 ほか)
終章 共感ブランディング形成の方法(参加と価値共創の全体モデル;2種類の口コミ―共感型、不安型 ほか)
著者等紹介
金森剛[カナモリツヨシ]
1960年生まれ。専門はマーケティング、消費者行動。慶應義塾大学卒、筑波大学大学院修了。博士(経営学)。野村総合研究所事業部長などを経て、相模女子大学人間社会学部社会マネジメント学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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