内容説明
史実を踏まえ、東京裁判の再認識を訴える!満州事変の首謀者、石原莞爾はなぜ裁かれなかったのか。被告人たちの「共同謀議」はあったのか。アジア・太平洋戦争の真の戦犯は誰か。「東京裁判」の虚構を暴き「A級戦犯」問題のトリックを解明!!
目次
第1部 歴史篇(満州事変;日中戦争;太平洋戦争;終戦)
第2部 裁判篇(「東京裁判」の概要;「東京裁判」裁判所条例批判;「東京裁判」における裁判官;「A級戦犯」問題のトリック;「共同謀議」論 ほか)
著者等紹介
名越弘[ナゴエヒロシ]
国際政治戦略研究センターシニア・フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たつ
1
東京裁判の真の問題はパール判事が言う事後立法による無効ではなく、裁判の中立性、平和に対する罪の過去の事例との矛盾。戦争を始めたことが罪になるのであれば、過去の戦争でも主導者は全て死刑。また満州を植民地にしたことも当時はよくあったことの一つで、罪に問われるとはない。これが罪ならば英仏など全て有罪になる なので、日本は三段論法で世界征服を企んでいたことが犯罪だと言うことをでっち上げる必要があった。 平和に対する罪が死刑、と言うのも合意はなく、いわゆるA級戦犯は虐殺など、BCの罪とセットで裁かれていた2023/03/01