内容説明
公会計制度の生成過程において、わが国はどの国を範と仰ぎ、いかなる概念を採択したのか。新たな視点で公会計制度を詳説する。
目次
混沌のなかの財政
明治初期における西欧財政学の摂取
予算制度の形成
公会計制度の形成と変転
明治会計法への序章―制度形成への確信と揺らぎ
明治憲法の制定
公会計制度確立の準備
公会計制度の確立―明治会計法の制定
明治会計法における簿記法
ドイツ公会計制度とその影響
財産目録の作成とその意義
公会計をめぐる諸概念再考
明治会計法の本質―「後進国の早熟性」
著者等紹介
亀井孝文[カメイタカフミ]
1947年生まれ。神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院博士課程単位取得。南山大学教授。『公会計改革―ドイツ公会計研究と資金理論的公会計の構築』、白桃書房、2004年(2004年度国際公会計学会賞・2005年度日本地方自治研究学会賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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