内容説明
本書は、西ドイツの法人税会計の内容を概観したものであって、西ドイツの法人税法に関する会計学的考察の概説書である。第4章から第7章までは、法人税法上の評価の問題を取り扱った。評価の問題は、会計理論上、興味深い諸問題を含んでいるので、筆者は、この各章に研究の重点をおき、商法会計と税務会計とを比較しながら、考察を行った。なお、本書の内容は、1986年度の西ドイツの法人税法および所得税法の規定に準拠している。
目次
第1章 序論
第2章 課税総所得金額の計算
第3章 貸借対照表計上能力
第4章 借方項目の評価(1)
第5章 借方項目の評価(2)
第6章 貸方項目の評価(1)
第7章 貸方項目の評価(2)
第8章 会社の利益と税法の所得金額との調整
第9章 機関関係
第10章 国際取引の課税
第11章 法人税額の計算