内容説明
IT革命が企業の経営戦略、とくに管理会計の分野に多大な影響を及ぼすことをはやくから予見した著者が、官・民さまざまな審議会、委員会、研究会を通じた経験をもとに21世紀のIT戦略マネジメントのあるべき姿を示す。「ITスキル標準」「ITガバナンスと内部統制」「SLA」「ネットビジネス戦略」「IT投資の評価」「CIOのベストプラクティス」「ソフトの価格戦略」を中心に論述。IT関連業界はもとよりITを活用するすべての企業に推奨。
目次
第1部 レガシー・システム下での管理会計(ソフトウエア原価計算;チャージバック・システム;カスタム・ソフトの管理―価格決定・原価管理・品質管理)
第2部 C/Sシステム下での管理会計(IT投資の評価アプローチ;IT投資の評価方法の提案;バランスト・スコアカードを活用したIT投資の評価―IT組織の戦略的効果の測定との関連で ほか)
第3部 現代のITシステム下での管理会計(IT革命の進展と管理会計;ネットビジネスにおける経営戦略;情報システム部門の管理会計―CIOのベストプラクティス ほか)
著者等紹介
櫻井通晴[サクライミチハル]
商学博士。専修大学経営学部教授。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科客員教授。早稲田大学商学研究科客員教授。NTTドコモ監査役(03‐)、SRA監査役(04‐)、情報処理推進機構監事(04‐)、産業構造審議会臨時委員(05‐)等。早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。ハーバード大学ビジネススクール・フルブライト上級客員研究員(89‐90)、ロンドン大学大学院客員教授(97)、放送大学客員教授(90‐94)、公認会計士第二次試験委員(92‐95)・第三次試験委員(98‐00)、電気事業審議会委員(99)、日本原価計算研究学会会長(01‐03)等を歴任。日本会計研究学会賞(78)・太田賞(99)、日本公認会計士協会学術賞(82)、経営科学文献賞(92)、日本内部監査協会青木賞(97)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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