内容説明
本書は、偶発事象会計のうちとくに引当金および偶発負債の定義および認識について論じている。
目次
偶発事象会計論序説
将来事象:負債の認識および測定
引当金会計基準化への道標
偶発事象会計の一側面―Contingent Liabilityを中心として
会計上の保守主義と引当金
英国における偶発事象会計の展開(SSAP第18号を中心として;ASB討議資料を中心として;FRED第14号およびFRS第12号を中心として)
ドイツ商法典(HGB)における引当金会計規定―米国基準およびIASとの比較
わが国における引当金会計の展開(企業会計原則注解注18の引当金規定をめぐって;商法第287条ノ2の引当金規定を中心として;法人税法における引当金制度を中心として;「法人税課税小委員会報告」を中心として)
著者等紹介
山下寿文[ヤマシタトシフミ]
1950年佐賀県生まれ。1974年立命館大学経営学部卒業。1982年福岡大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。1987年宮城県産業経営大学経営学部専任講師。1990年宮城産業経営大学経営学部助教授。1994年中京学院大学経営学部助教授。1998年佐賀大学経済学部教授、現在に至る。2000年福岡大学より博士(商学)の学位を取得。日本会計研究学会、日本簿記学会、国際会計研究学会所属
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