出版社内容情報
村田製作所とファナック、キーエンスは、属する業界はそれぞれ電子部品業界、工作機械業界、制御機器業界と異なるものの、業界の平均を大きく上回る高収益を上げていることで広く知られている。
本書は、経営戦略・ビジネスモデル・組織能力、また、財務データから高収益企業を分析しつつ、同じ業界の他企業とも比較し、これらの企業に近づくための戦略とマネジメントのヒントが得られる。
内容説明
村田製作所、ファナック、キーエンス―高収益で知られる生産財メーカー、トップ3社の経営モデルと戦略、マネジメントの分析。さらには中堅・中小生産財メーカーにも研究対象を広げ、企業経営におけるDXの導入、人的資本の活用など価値創造におけるさまざまな局面を考察する。日本の製造業を根底から支える企業群、その経営モデルを緻密な分析で解き明かした画期的研究。
目次
序章 本研究の課題と方法
第1部 戦略とマネジメント(事業ドメイン;ビジネスモデル;組織能力;価格戦略;補章 両利きの経営―中堅・中小生産財メーカーの事例研究)
第2部 経営成果の測定(ROIC;採算管理;収支管理;付加価値生産性)
結章 インプリケーション:サステナビリティの条件
著者等紹介
金子秀[カネコシゲル]
1959年長崎県に生まれる。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授(経営管理論担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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