共観創造―多元的視点取得が組織にもたらすダイナミズム

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共観創造―多元的視点取得が組織にもたらすダイナミズム

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  • サイズ A5判/ページ数 168p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784561267720
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C3034

出版社内容情報

企業が独創的な製品、サービスを創造することは、ますます重要になってきているが、創造性を発揮し、「0から1」を創り出すことは、簡単ではない。

本書では、特別な才能を持たない人々から成る組織が創造性を発揮するためのプロセスを、認知的共感の視点から追究する。これは、他者の心の状態を理解する能動的かつ理知的な働きであり、筆者は、「共に観る」という意味で「共観」と名付けている。その中でも特に筆者が注目するのは、その核心となる、「多元的視点取得」概念である。これは他者の視点から世界をイメージしたり、他者の立場で自分自身をイメージしたりする視点の多様性である。

すなわち、お互いに、自分の表現を他者がどのように感じるのかを知ることで、相手の視点を取得すると同時に、自己の中でその視点を見つめ直す。その相互作用によって、組織の多元的な視点取得が実現され、創造性に結びつく過程を解明する。

ダイバーシティという言葉もすっかり定着し、多様な属性の人材を集めれば、組織の創造性が向上するかのような論調も見受けられる。しかし、本書の分析は、人材の属性の多様性が直接的に組織の創造的な成果を生み出すのではなく、「組織の視点の多様性」が創造性に寄与することを示している。合わせて、多元的視点を得るための実践的な工夫も提案し、組織として「0から1」を創造することの困難さに直面する実務家にも、多くの気づきを与える研究成果の集成。

内容説明

多様な人材を集めれば、それだけで組織の創造性は発揮されるのだろうか?創造的成果に結びつく多様性の捉え方として「視点の多様性」に着目し、実践のための有効な方策も提案。一握りの天才を待望するのではなく、「組織としての創造性」を追求するための道標!

目次

プロローグ
第1章 共観創造の概念―多元的視点取得と創造的成果(多元的視点取得;創造的成果)
第2章 共観創造のメカニズム―多元的視点取得と多様性が創造的成果に与える影響(仮説―多元的視点取得、創造的成果、チームと接触相手の多様性;研究の方法 ほか)
第3章 タスクによる共観創造の違い―ビジネス企画、ハードウェア開発、ソフトウェア開発(タスクによる共観創造メカニズムの違い;共観創造メカニズムの活用度の違いとその背景)
第4章 創造的実践に見られる多元的視点取得―デザイン思考とデジタル・ストーリーテリング(デザイン思考;デジタル・ストーリーテリング)
第5章 多元的視点取得を高める工夫―マルチモダリティとナラティブ・モード(マルチモダリティ;ナラティブ・モード)
終章 チームによる共観創造
エピローグ

著者等紹介

竹田陽子[タケダヨウコ]
1988京都大学文学部(心理学専攻)卒業。2023‐現在、中央大学大学院戦略経営研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小泉岳人

2
 本書は「認知的共感」、つまり「多元的視点取得」の重要性を強調しています。「創造プロセスを効果的に進めるためには、特に認知的共感(その中でも多元的視点取得)を意識すると良いのではないか」というメッセージです。視点を広げ、他者の立場や視点を理解することで、創造的な成果を生み出す土台が整うという点に深い意味があると感じました。2025/06/15

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