内容説明
否応なしに襲いかかる変革の嵐。人は、企業は、業界は、どう対応したか!「革新のダイナミズム」を生み出す原動力の本質が、丹念な事例分析により浮き彫りにされる。
目次
第1部 事例研究の準備(問題の設定;ラボと写真のデジタル化)
第2部 写真のデジタル化へのラボ業界の対応(写真のデジタル化によるラボ業界への影響;顧客の行動習慣と技術変化への対抗策のタイミング)
第3部 写真のデジタル化への適応手段:デジタル・ミニラボの出現(デジタル・ミニラボ「フロンティア」の開発1 構想から試作機開発まで;デジタル・ミニラボ「フロンティア」の開発2 製品化から市場展開まで)
第4部 デジタル・ミニラボの普及(デジタル・ミニラボの普及をめぐる視座;キタムラによる企業家活動と「解」の発見;ラボ業界全体へのデジタル・ミニラボの普及;新ビジネスをめぐる競争)
第5部 議論の総括(マクロレベルでの変革の発生構造―偶然性への着目;写真業界に生きる人々の挑戦)
著者等紹介
兒玉公一郎[コダマコウイチロウ]
1974(昭和49)年宮崎県北諸県郡高城町(現都城市)に生まれる。1998(平成10)年一橋大学商学部卒業。1998(平成10)年~2003(平成15)年全日本空輸株式会社勤務。2005(平成17)年一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース修了。2005(平成17)年~2008(平成20)年一橋大学日本企業研究センタープログラム・オフィサー。2011(平成23)年一橋大学博士(商学)。2011(平成23)年明星大学経済学部准教授。2012(平成24)年組織改編に伴い、明星大学経営学部准教授。専門領域、経営戦略論、イノベーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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