出版社内容情報
地域経済の活力を高めるため、それぞれの地域でユニークな産業が発展することが重要で、そのあり方として注目されているのが「産業クラスター」である。
産業クラスターは、ある特定の産業についての関連企業・機関が一定の地域に集積し、競争がありつつも協力・協調している状態を指し、相乗効果が発揮されイノベーションも起きやすい。典型例がシリコンバレーであり、出版業界では神保町もその一つである。
本書は、アジアとヨーロッパの、開発途上国や社会主義国も含む多様な産業クラスターについて、多様なバックグラウンドを持つ研究者たちが、11章に渡り実証的に調査・研究を行い、まとめている。
研究者はもとより、地域振興・産業政策等に関わる実務者にもおすすめ。
税所 哲郎[サイショ テツロウ]
国士舘大学経営学部教授。
博士(工学)中央大学。1986年3月中央大学経済学部卒業、金融機関勤務を経て、2004年4月関東学院大学経済学部・大学院経済学研究科准教授、2009年4月同教授、2010年群馬大学社会情報学部教授。2016年より現職。その間、2002年、中央大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。
【専門分野】
経営情報、経営戦略、情報システム、情報セキュリティ。
【主要所属学会・研究会・その他】
日本経営学会、日本情報経営学会、組織学会、日本セキュリティ・マネジメント学会、戦略研究学会、アジア経営学会、工業経営研究学会、日本生産管理学会、日本経営システム学会、地域デザイン学会、情報通信技術研究会、アジア物流研究会など。
日本学術会議「学術振興の観点から国立大学の教育研究と国による支援のあり方を考える検討委員会」、および九州ICT教育支援協議会、九州半導体イノベーション協議会、全国地域情報化推進協会、デジタルコンテンツ協会、ベトナム協会など。
目次
カンボジアのプノンペン経済特区における産業集積の現状と投資環境からの課題
ミャンマーのミャンマーICTパークにおける産業集積の実態とインフラ面からの課題
タイにおける物流システムを利用した産業集積の連携によるイノベーションの創出
ベトナムにおけるソフトウェア分野の産業集積の現状と課題
中国・上海における科学技術型中小企業の発明特許転化の現状と課題
中国におけるインキュベータの経営革新の現状と課題
中国(上海)自由貿易試験区における産業集積の現状と改革推進からの課題
日本におけるスマートシティ導入による新しい産業集積の形成と地域産業の活性化
日本におけるグリーンテクノロジーの集積に向けた自治体の取り組み
フランス・ブルゴーニュ州におけるイノベーション創出政策と産業クラスター政策の現状
イタリア・ミランドラ地域のバイオメディカル・バレーにおける起業家排出と企業間ガバナンス
産業クラスターのライフ・サイクルと政策的支援の意義
著者等紹介
税所哲郎[サイショテツロウ]
国士舘大学経営学部教授。博士(工学)中央大学。1986年中央大学経済学部卒業、同年日興證券(現SMBC日興証券)入社。同社IT部門・国際部門・アセットマネジメント部門などを経て、2004年関東学院大学経済学部助教授・准教授、2009年同教授、2010年群馬大学社会情報学部教授、2016年より現職。その間、2002年中央大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。専門分野は経営情報、経営戦略、情報システム、情報セキュリティ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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