出版社内容情報
昨今、『経営戦略全史』を始めとして、ビジネスパーソン向けの経営戦略概説書がベストセラーになることが多く、改めてその注目度がうかがわれる。
本書で著者は、経営戦略論が企業変革をうまく議論することができないと言い、これまで経営戦略論で支配的な分析枠組みだった戦略内容?プロセス論を批判的にレビューしながら、戦略の策定・遂行を実際に行っている経営組織・経営者の働きについて探究。そのダイナミズムも含め理論化している。
気鋭の研究者が、経営学におけるさまざまな議論の統合を試みた意欲的な研究であり、アサヒビールやタカラなどの事例研究、また、昨今、経営の手段として関心の高まる提携と合併についての付論も興味深い。
第I部 戦略
第1章 問題意識
第2章 戦略論学説史
第3章 戦略内容論
第II部 組織
第4章 戦略プロセス論
第5章 変化の理論
第III部 経営者
第6章 経営者
第7章 戦略変化論
第8章 戦略変化の本質
第9章 結論
付論I 提携と合併
付論2 事例研究:タカラ
目次
第1部 戦略(問題意識;戦略論学説史;戦略内容論)
第2部 組織(戦略プロセス論;変化の理論)
第3部 経営者(経営者;戦略変化論;戦略変化の本質;結論)
著者等紹介
林淳一[ハヤシジュンイチ]
名古屋学院大学商学部准教授。1970年愛知県に生まれる。1996年名城大学商学部卒業。2001年名古屋大学大学院経済学研究科経営学専攻修了(博士(経済学)取得)。関東学園大学経済学部専任講師。2004年名古屋学院大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。