出版社内容情報
中小・中堅企業でありながら、競争力の高い独自製品を有し、独立性の高いものづくりをする企業を、「ニッチトップ型企業」と名付け、40の事例を基に、その特徴を抽出。
アンケート調査により、グローバルな展開を行っているニッチトップ企業と国内中心の企業との差異も明らかに。
2013年6月に閣議決定された 「日本再興戦略」で、「グローバルニッチトップ」について触れられるなど、いま注目のテーマについて、その実態の把握、特徴の分析を通して、政策的対応までを体系的に論じた。
はじめに
序 章 競争力の高いものづくり中小企業をめぐるこれまでの政策と研究
第1部 代表的なニッチトップ型企業の事例にみられる共通点 -インタビュー調査より
第1章 製品開発パターン
第2章 競争優位を保持し他社の模倣等を防ぐ方法
第3章 輸出を中心に自然体で進む海外市場への浸透
第4章 ニッチトップ型企業ならではの課題やリスクの解決
第5章 ニッチトップ型企業がハブになるスーパー新連携の動き
第2部 優れたニッチトップ型企業とその他の企業の本質的な差 -アンケート調査より
第6章 アンケート調査でみるNT型企業の現状とその基本的特徴
第7章 ニッチトップ型企業内の企業類型間での特徴の比較
第8章 グローバル・ニッチトップ企業と揃い踏み企業等の本質的な差
第3部 グローバル・ニッチトップ企業をめぐる政策課題に関する考察
第9章 独自の発展を遂げたニッチトップ型企業 -歴史的考察
第10章 GNT企業、成功の秘訣 -必要とされる政策
終 章 ニッチトップ型企業という日本の希望
おわりに
目次
競争力の高いものづくり中小企業をめぐるこれまでの政策と研究
第1部 代表的なニッチトップ型企業の事例にみられる共通点―インタビュー調査より(製品開発パターン;競争優位を保持し他社の模倣等を防ぐ方法;輸出を中心に自然体で進む海外市場への浸透 ほか)
第2部 優れたニッチトップ型企業とその他企業の本質的な差―アンケート調査より(アンケート調査でみるNT型企業の現状とその基本的特徴;ニッチトップ型企業内の企業類型間の特徴の比較;グローバル・ニッチトップ企業と揃い踏み企業等との本質的な差)
第3部 グローバル・ニッチトップ企業をめぐる政策課題に関する考察(独自の発展をとげたニッチトップ型企業―歴史的考察;GNT企業、成功の秘訣―必要とされる政策)
ニッチトップ型企業という日本の希望
著者等紹介
細谷祐二[ホソヤユウジ]
1957年東京都生まれ。1981年東京大学経済学部経済学科卒業。通商産業省入省。1987年米国イェール大学大学院MA(学術修士)取得。1992年信州大学経済学部助教授。1995年通産省通商政策局通商調査室長(平成8年版および9年版「通商白書」責任編集・執筆)。1997年通産省通商産業研究所研究部長。1999年通産省近畿通商産業局産業企画部長。2002年経済産業省近畿経済産業局総務企画部長。2004年(独)経済産業研究調整ディレクター。2006年経産省貿易経済協力局貿易管理課長。2007年(独)中小企業基盤整備機構理事。2008年経産省地域経済産業グループ地域政策研究官(現職)。経済産業研究所コンサルティングフェロー(現職、非常勤)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Yambeee