出版社内容情報
後継者問題の解決策として注目の中小企業M&A。だが,経営者にとってわが子のような会社を売ることは容易ではない。経営者が葛藤を抱えつつM&Aに取り組む現場では,M&A のイメージを覆す複雑で人間くさい取引が成立していた。
内容説明
後継者問題の解決策として中小企業M&Aが注目されている。だが、経営者にとって「わが子」のような会社を売ることは容易ではない。会社を手放して社員の雇用は守られるのか、社員から「裏切り」と思われないか。経営者が葛藤を抱えながらM&Aに取り組む現場では、M&Aのイメージを覆す複雑で「人間くさい」取引が成立していた。感情の込められた財はどのように売られていくのか。
目次
第1章 問題設定
第2章 背景、構造、プロセス
第3章 M&Aプロセスに影響を与える要因
第4章 仲介業者への相談
第5章 買い手企業候補の探索
第6章 条件交渉
第7章 売却後の心理プロセス
第8章 買収後のマネジメント
第9章 結論
著者等紹介
古瀬公博[フルセキミヒロ]
1977年北海道上川郡に生まれる。2000年一橋大学商学部卒業。2002年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。2005年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。一橋大学博士(商学)。一橋大学大学院商学研究科ジュニアフェロー。2006年武蔵大学経済学部経営学科専任講師。2008年武蔵大学経済学部経営学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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