東京大学知的資産経営総括寄付講座シリーズ
イノベーションシステムとしての大学と人材

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784561265764
  • NDC分類 377
  • Cコード C3034

出版社内容情報

東京大学の知的資産経営総括寄付講座の研究成果をまとめたシリーズの第3巻。イノベーションシステムとしての大学の知的資産マネジメント(知財,ベンチャー創出とアントレプレナーシップ,イノベーション人財)について詳述する。

内容説明

東京大学の知的資産経営総括寄付講座の研究成果をまとめたシリーズの第3巻。本書は、イノベーションシステムとしての大学の知的資産マネジメント(知財、ベンチャー創出とアントレプレナーシップ、イノベーション人材)について詳述する。

目次

第1章 大学の知的財産とイノベーション―大学の知識の移転を巡る制度と産学のマネジメント(技術経営とオープンイノベーション;大学の知的財産マネジメント:制度と実態;大学の知財を活用する企業のマネジメント;大学の知的財産活動と学術研究;山岳連携にかかわる専門職(コーディネーター、ライセンスアソシエイト、リサーチアドミニストレーター)
外国大学の知的財産管理と活用
まとめ)
第2章 大学発ベンチャーとイノベーション(国立大学法人化と大学発ベンチャーへの期待;大学発ベンチャーとイノベーションの本質;大学におけるベンチャー育成の現況(東京大学を事例として)
我が国における大学発ベンチャーの現況と課題)
第3章 イノベーションにおけるベンチャー企業の役割―アントレプレナーシップの環境改善に向けて(イノベーションにおけるハイテクベンチャーの役割;科学を基盤とする事業をとりまく問題―なぜ日本は基準に及ばないのか;改善にむけての提言(大学アントレプレナーシップのイノベーション連携に強調をおいて))
第4章 事業起点型イノベーション人財の育成―事業戦略・ビジネスモデルと知財マネジメントを連動させる「事業軍師」の育成(2つのイノベーションモデル;事業起点型イノベーションから見た知財マネジメント人財育成;イノベーションシナリオを描く「事業軍師」の育成へ;むすび:イノベーション人材・知財マネジメント人材のイノベーションへ)

著者等紹介

渡部俊也[ワタナベトシヤ]
東京大学先端科学技術研究センター教授、兼東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻教授。1984年東京工業大学無機材料工学専攻修士課程修了、東陶機器株式会社入社。1994年東京工業大学無機材料工学専攻博士課程修了(工学博士)。1996年東陶機器株式会社光フロンティア事業推進センター次長。2001年東京大学先端科学技術研究センター研究・戦略社会システム大部門教授。2006年東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Moloko

2
大学ベンチャーや知財や産学の共同研究についての概説とそれらの分野での課題に関するレクチャーを集めたもの。そこから何の本に進めばいいのかが分かりづらいが、どういう分野かつどんな視点で大学とビジネスの関係について学べばいいのかが理解できたと思う。企業との共同研究ではやはり研究成果と特許の問題があるし、そこに公的な支出が絡むとその知財が参加企業のものか、公的なものなのかの争いがあるし、うまくルール作りをしないと私益に税金を投入することになるのかと思った。また文系でも科学技術の教養と目利きが求められるのかと思った2017/03/13

nutts

1
妹尾先生の、イノベーションを創発する人材育成のあり方についての、議論のたたき台が非常に興味深い。事業軍師なるロールが事業会社で一人前になるためには、農業アプローチが必要、というのは大きく共感。2012/01/03

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