出版社内容情報
日本では昔からその意義・効用に注目され，組織的に取組む企業も多い５S。中でもトイレ掃除に焦点をあて，企業にとってトイレ掃除が持つ経営学的意味，実践的な意味を調査研究により明らかにした，世界初の「トイレ掃除経営論」。
内容説明
日本では昔からその意義・効用が注目され、組織的に取り組む企業も多い５Ｓ。本書では、中でもトイレ掃除に焦点をあて、企業にとってトイレ掃除が持つ経営学的意味、そして実践的な意味を調査研究により明らかにした。世界初の「トイレ掃除経営論」。
目次
序章 本書の目的と構成
第１章 プラクティスとしてのトイレ掃除―経営戦略論におけるトイレ掃除・５Ｓの位置付け
第２章 ５Ｓの効用
第３章 掃除の効用
第４章 トイレ掃除の効用
第５章 掃除と仕事の関係性
終章 研究整理と含意
著者等紹介
大森信［オオモリシン］
２００１年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。博士（経営学）。城西国際大学経営情報学部ならびに福祉総合学部専任講師、東京国際大学商学部助教授を経て、日本大学経済学部准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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小島輝彦
4
トイレ掃除をすると良いよ、という話は色々なところで聞いたことがあるが、すごいんだな、と感じた。
晴耕雨読
2
トイレ掃除という切り口が斬新であった。経営学として成り立つのかは少々疑問を残る。寧ろ５Ｓ管理をもう少し掘り下げて頂いたほうが良かった。整理整頓、清掃、清掃、躾、大事ですね。2012/09/07
ミッキー
1
プラクティス理論のアプローチから日本企業に見られる5Sを分析。企業の凝集を高め、社員の型を形成する。これは不確実性への対策となるかもしれない。組織スラック、試行錯誤に加えることが出来るか。2012/09/04
まつまる
1
本書はトイレ掃除（5S内の1つ）の実践的・経営学的な意味、企業でそれをすることの必要性を筆者の調査を基に明らかにしている。まとめると… 実践的な意味：組織メンバーに対しては部署・年齢を越えて集団疑似性を向上させたり、他律性と自立性を育むメリットがある。 経営学的な意味：あえて目的志向性の低い行動（手段志向）を行う事で、予期しない成果を得られることから、5Sが今までの目的志向性に偏重した経営学へのアンチテーゼに成り得るという貢献+発見。だが一読では戦略論との繋がりを把握しきれなかった為、再読必須2011/11/24
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