出版社内容情報
産業と科学とが密接に相互作用し,互いに入り組んだ関係を発達させ,あるいは一定の「場」を共有するかたちで共存するようになっている。その具体的あり方と意義を探求し,現実の市場における日本企業の地位低下の背景を解き明かす。
内容説明
産業と科学とが密接に相互作用し、互いに入り組んだ関係を発達させ、あるいは一定の「場」を共有するかたちで共存するようになっている。その具体的あり方と意義を探求し、現実の市場における日本企業の地位低下の背景を解き明かす。
目次
科学に接近する日本企業
第1部 ディスプレイ産業における科学との相互作用(ディスプレイ関連学会における「日韓逆転」の分析;学会という「場」の商業化;アメリカ・プラズマコ社の技術開発と松下電器産業による買収)
第2部 太陽電池産業における科学との相互作用(既存企業によるサイエンスとの関わり方:太陽電池の事例)
第3部 自動車産業における科学との相互作用(企業の研究開発と知識の相互浸透)
イノベーションの新たなモデル:産業と科学の相互浸透
著者等紹介
榊原清則[サカキバラキヨノリ]
慶應義塾大学総合政策学部教授。電気通信大学卒業。商学博士
辻本将晴[ツジモトマサハル]
東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科准教授。慶應義塾大学卒業。政策・メディア博士
松本陽一[マツモトヨウイチ]
神戸大学経済経営研究所講師。慶應義塾大学卒業。政策・メディア博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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