内容説明
分子生物学やバイオテクノロジーの進歩、治験制度・薬価制度(薬事法)、知的財産改革、国立機関・国立大学の法人化―。これらの変化は、日本の医薬品産業のイノベーションシステムをどう変えるのか?製薬(ベンチャー)企業の経営者、技術経営・研究開発戦略分野の研究者、イノベーションに関する政策担当者、大学の産学連携担当者ら必読の書。
目次
第1部 製薬企業におけるオープンモデルへの取り組み(医薬品産業を巡る環境変化と外部連携の実態;医薬品産業におけるアライアンス―全国イノベーション調査結果による研究;日本のバイオ分野の技術優位性と海外からの技術の取り込み;製薬イノベーションにおけるオープンモデル)
第2部 医薬イノベーションにおける外部連携に関する分析(日本の製薬業における共同開発―新薬開発プロジェクト・データからの分析;医薬品アライアンスの統計分析)
第3部 バイオイノベーションにおける大学の役割(医薬・バイオ産業における産学連携―特許出願行動で見るプロパテント政策の効果と産学間の研究契約に関する考察;大学等発ベンチャーの現状と課題―ライフサイエンス分野の大学等発ベンチャーの特徴;大学教育組織の展開と産学連携―ライフサイエンス・バイオテクノロジー分野の実証分析)
第4部 バイオベンチャーとバイオ分野への新規参入(バイオベンチャーの活動に関する日米比較分析;日本の創薬系バイオベンチャーの成長要因―産学官連携の有効性;IT企業によるライフサイエンス分野への参入戦略―日立ソフトに関する事例研究)
著者等紹介
元橋一之[モトハシカズユキ]
1986年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了(工学修士)。通商産業省(現経済産業省)入省。1993年コーネル大学経営大学院修了(MBA)。1998年OECD科学技術産業局エコノミスト。2000年慶應義塾大学博士号(商学)取得。2002年一橋大学イノベーション研究センター助教授。2004年東京大学先端科学技術研究センター助教授、教授を経て2006年東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略専攻(TMI)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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