出版社内容情報
内部競争を構成する要素を業績評価や報酬配分の観点から捉え、それをどのように組み合せれば前向きな競争を作り出せるかを検討。
内容説明
本書は、内部競争を構成している要素を業績評価や報酬配分の観点からとらえ、そうした要素をどのように組み合わせれば前向きな競争を作り出すことができるか、という問題を検討している。本書の主目的は、「営業部門の知識創出を促進する内部競争の条件」を明らかにすることにある。
目次
第１章 本書の分析アプローチ
第２章 変革が求められる営業部門
第３章 両刃の剣としての内部競争とコンフリクト
第４章 複合型の内部競争：オリックス株式会社の事例
第５章 顧客主導の内部競争：外資系コンピューターメーカーＡ社の事例
第６章 知識創出を促進する内部競争の条件：定量分析（１）
第７章 顧客志向と内部競争の連動：定量分析（２）
第８章 内部競争の類型と知識創出：定量分析（３）
第９章 結論とインプリケーション
付録 組織学習のプロセス
著者等紹介
松尾睦［マツオマコト］
１９６４年東京都町田市に生まれる。１９８８年小樽商科大学商学部卒業。製薬会社勤務を経て、１９９２年北海道大学大学院文学研究科（行動科学専攻）修士課程修了。民間シンクタンク勤務を経て、１９９４年岡山商科大学商学部（助手・講師・助教授）（～９９年）。１９９９年東京工業大学大学院社会理工学研究科（人間行動システム専攻）博士課程修了。博士（学術）を取得。小樽商科大学商学部助教授（現在にいたる）。主要論文に「社会現象の認知に関する探索的研究」社会心理学研究、９巻２号、１９９４（日本社会心理学会「着想独創賞」受賞）など
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