出版社内容情報
これまで人事管理は、専ら目の前の問題やニーズに応えることが多く、組織の全体活動に、十分に位置付けられてこなかった。 本書は、人事施策を戦略的に企画立案できるよう検討しつつ、人事施策の経営戦略への貢献について評価する方法を探究した。研究書ではあるが、実務にも大いに参考になる示唆を多く含み、大企業の人事担当者にも大きく貢献するであろう。
内容説明
これまで検討されなかった人事施策評価に道を開く。人事施策と4つの組織変数(組織戦略、組織成果、組織文化、組織構成員の態度)との関係を検討。強い因果関係をもつ、それらの変数を明らかにし、そして人事施策の評価を可能にする一冊。
目次
第1部 ヒトに関する管理の変遷―人事・労務管理から人的資源管理へ(人事・労務管理とは何か;人事・労務管理から人的資源管理へ)
第2部 HRMの位置づけ(HRMと組織戦略;HRMと組織成果;HRMと組織文化;HRMと組織構成員の態度)
第3部 実証的研究(SHRM論をフレームワークとした実証的研究)
著者等紹介
松山一紀[マツヤマカズキ]
1966年奈良市生まれ。1990年京都大学教育学部教育心理学科卒業。松下電器産業(株)ビデオ関連事業部人事部勤務を経て、2003年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。2004年経済学博士(組織経営分析)取得。現在、近畿大学経営学部教授。専門は戦略的人的資源管理論、組織行動論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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