内容説明
経営分析論を講じて３０年、その間「生産性分析（←生産性会計）→付加価値分析（←付加価値会計）→社会関連分析（←社会関連会計）」などの遍歴をへて、漸く「資本付加価値率」を基軸とする経営分析体系にたどりついた。本書は、このような「経営分析体系」にもとづいて、経営分析の諸方法を説述した「経営分析テキスト」である。
目次
序章 現代経営分析の体系（現代企業と経営分析；現代企業と社会関連会計・社会関連分析システム）
第１部 現代経営分析の基礎―会計システムと会計報告書（個別的会計システムと損益計算書・貸借対照表；社会的会計システムと社会的損益計算書・社会的貸借対照表；社会関連会計（狭義）システムと付加価値計算書・生産資本貸借対照表
叙述事項報告システムと叙述事項の報告）
第２部 個別的分析システムの体系と方法（社会関連分析〈広義〉システムの体系；個別的分析システムの体系；個別的分析システムと損益構造の分析；個別的分析システムと財務構造の分析）
第３部 社会的分析システム・社会関連分析〈狭義〉システムの体系と方法（社会的分析システムと社会的利益・社会的資本の分析；社会関連分析システムと生産要因の分析；社会関連分析システムと分配関係の分析；叙述事項分析システムと叙述事項の分析）
第４部 現代経営分析の応用（インフレーションと経営分析；連結財務諸表・セグメント財務諸表と経営分析；コンピュータと経営分析；定性要因と経営分析）
終章 現代経営分析とディスクロージャー（社会関連情報のディスクロージャーと経営分析）
付章 現代企業の経営分析指標（わが国産業・企業の経営分析指標）
