出版社内容情報
日本の企業の中で最も保守的と思われている金融機関にいた女性たちが、なぜ今、企業経営のフロントランナーにいることが多いのだろうか。この問いを突き詰めることが、今後のジェンダー問題、ダイバーシティ経営を促進する上での鍵があると著者たちは言う。
本書は、「資本市場で活躍する女性たちを顔の見える形で紹介したい」という想いからスタートしたCAPW(資本市場と女性の研究所)の活動の一環としてまとめた学術書である。資本市場と関わりながらイノベーティブでかつダイバーシティの視点を大切にしてきた女性たちの人となりを紹介することで、働く女性の今後のロールモデルの模索、また、女性の活躍を推進したい企業経営者や組織のリーダーに役立つことを目指している。
第1部では、資本市場におけるダイバーシティやインクルージョン(包摂)の考え方を示し、さらに、日本の女性活躍の歴史を振り返る。そして、第2部では、資本市場で活躍してきた7名の女性たちのインタビューをまとめ、第3部では、ダイバーシティ経営に積極的に取り組んだ、元JPX(日本取引所)社長の宮原幸一郎氏との対談を収録している。
学生あるいは、キャリアを見直している社会人の方におすすめ。
目次
第1部 資本市場と女性(資本市場とダイバーシティ&インクルージョン―サステナブルファイナンスの視点から;日本に生きる女たちの過去・現在・未来―資本市場に軸足を置いた考察)
第2部 激動の資本市場を駆け抜けた女たち“インタビュー”(今「生きている」という現実。それが大きな立脚基盤―日本の証券市場の歴史を紡いできた研究者;壁に突き当たったときに解決していけばいい!―金融資本市場の最先端の課題に挑み続ける経済学者;チャンスを掴む!―資本市場のクロスボーダー案件に関わる国際派弁護士 ほか)
第3部 資本市場とダイバーシティについて“座談会”
著者等紹介
姜理恵[カンリエ]
光産業創成大学院大学尖端光産業経営分野准教授
三和裕美子[ミワユミコ]
明治大学商学部教授
岩田宜子[イワタヨシコ]
ジェイ・ユーラス・アイアール株式会社代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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