内容説明
P.チェックランドのSSMを、精神病理学者木村敏のアクチュアリティ論から再構築した新しいアクションリサーチの理論・方法論。従来のこの分野の実証主義的傾向を徹底的に批判し、新たな「コトの学」を提唱する。
目次
理論編(序論;理論的基礎づけ;SSMベースのアクションリサーチの概観;イトーヨーカ堂グループの事例;SSMのモデル論―思いのモデルとアコモデーション ほか)
実践編(アクションリサーチの研究のやり方と発表の仕方;アクションリサーチの応用と実践;終章)
技法編(ソフトシステム方法論(SSM)の技法)
著者等紹介
内山研一[ウチヤマケンイチ]
1949年東京生まれ。早稲田大学理工学部(工業経営)卒業後、民間企業に約20年サラリーマンとして勤務。1995年SSM研究のため英国留学。ランカスター大学経営大学院(修士)、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)ドクトラルプログラム修了。1999年ロンドン大学よりPh.D.取得(専攻はアクションリサーチ、SSM)。2000年より大東文化大学経営学部企業システム学科勤務(現在教授)。2004‐5年フランスリヨン経営大学院客員教授、2006年北京外国語大学短期研究員など、国内外の大学大学院での研究教育のほか、2003年チェックランドを名誉会長にしてSSMベースのアクションリサーチ普及実践のため日本アクションリサーチ協会を設立、会長。看護介護、ODA、プロジェクトマネジメント、情報システム、起業支援分野等でのSSMコンサルティングの実績がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ぽん教授(非実在系)