内容説明
もんぺスタイルの人気俳人が、着物の素材としてだけではなく、生活全般にわたる布への愛着とこだわりを、みずからの半生と重ね合わせてつづる、清らかな俳句エッセイ。
目次
春(雛の間;雛祭;花衣;大石忌;遍路;花冷;蚕)
夏(更衣;卯の花腐し;羅;蚊帳;夏帯;虫干;白絣;浴衣;扇)
秋(秋袷;秋草;案山子;新米;菊枕;名月;夜寒;踊)
冬(綿虫;十一月;波郷忌;一葉忌;足袋;角巷;ショール;着ぶくれ;外套;布団;真綿;炬燵;竹馬;狐火;頭巾)
新年(初夢;女正月;手毬;春着;羽子板;初日)
著者等紹介
黒田杏子[クロダモモコ]
1938年東京生。東京女子大学心理学科卒業。「夏草」同人を経て「藍生」創刊・主宰。第一句集『木の椅子』で現代俳句女流賞と俳人協会新人賞。第三句集『一木一草』で俳人協会賞。日経俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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