内容説明
作曲家にして名評論家ロラン=マニュエルが、音楽の基礎知識・西洋音楽の歴史・オペラについて、対話の形でわかりやすく解説した全4巻シリーズ。本書では、「楽器の性質と歴史」「音楽の形式」「現代音楽はわかりにくいか」などのテーマについて語る。
目次
音楽はどこからきたか?なぜ音楽をするのか?(ゲスト ジャック・イベール)
音楽は何でやるか?声(ゲスト ピエール・ベルナック)
音楽は何でやるか?楽器(ゲスト マルセル・モイーズ)
音楽は何でやるか?合唱(ゲスト イヴォンヌ・グヴェルネ)
音楽は何でやるか?弦楽器(ゲスト ロラン・シャルミ)
音楽は何でやるか?ハープと金管楽器(ゲスト リリ・ラスキーヌ/M・クルティナ)
音楽は何でやるか?オーケストラ(ゲスト マニュエル・ロゼンタル)
音楽は何でやるか?クラヴサン(ゲスト マルセル・ド・ラクール)
音楽は何でやるか?ピアノ(ゲスト フランシス・プランク)
音楽は何でやるか?オルガン(ゲスト ガストン・リテーズ)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
3
『音楽のたのしみ Ⅰ 音楽とは何だろう』読了。音楽理論をそろそろ知ろう!とゆーことで、楽典に引き続いて。こちらは読みもの的に楽しみながらなんとなーく空気感を身につけていった感じ。音楽とは?といったおはなしからはじまり、楽器のことやリズムのことや室内楽のことなど。ふむふむと読んだ!2017/08/27
うた
3
私のように好きな曲はいくつかあるけれど、楽器の機能や音楽の形式にはあまり詳しくなく、でも基本的なところは知りたいという読者にちょうどいい。司会のロラン=マニュエルはフランス人ということでドビュッシーやラヴェル押し。私も好きですけどね。ロランの博識とナディアの機知を楽しみつつ、音楽の知識も増やせる便利な本。2014/07/23
横丁の隠居
2
ロラン=マニュエル(1891-1966)のラジオ番組の書き起こし。ペダンティックというかスノビッシュというか。お相手はピアニストのナディア・タグリーヌ(1917-2003)。1944年から1966年まで続いた長寿番組らしい。番組開始時RM53歳、ナディアは27歳だから、若いピアニストといっていいだろう。この人も番組中なかなか黙っていない。ゲストがすごいラインナップ。初回はジャック・イベール。モイーズもプーランクもデュティユーも来ている。これだけ贅沢なゲストを招いておきながら、ほとんどしゃべらせない(笑)2019/03/27
イガラシ
0
対談形式だけど、ある程度の知識がないと楽しめないと思った。楽器の部分はまだ良かったんだけど、音楽の形式の話などはよく分からなかった。いろいろな知識、特に音楽の形式に関する知識を身につけ、さらにいろいろな曲を聴くことでより楽しめる本なのだろうと思う。特に曲をもっと知った方が良いかなと思った。2012/04/25
arcturus
0
ロラン=マニュエルとピアニストのナディア・タグリーヌ、それとゲストによるエスプリの効いた鼎談集。残念ながら紹介されていた曲のおよそ半分がた知らず、会話の流れに乗り切れなかった。さらに楽典の知識がある程度あればより楽しめるのだろうな。2008/08/24
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