文庫クセジュ<br> 今日の不安―さまざまな概念と臨床

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今日の不安―さまざまな概念と臨床

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  • サイズ 新書判/ページ数 168p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510490
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C1211

出版社内容情報

「自由の眩暈(めまい)である」不安を臨床的に考察

 うまく眠れない、喉が詰まったような感じがする、胃が締め付けられる気がする、息切れする、呼吸が苦しい。不安になるとこうしたさまざまな症状を経験する。著者によれば、不安は「精神生活における交差路であるとともに見張りの役割を担う」。つまり不安は、こころの不快や不調、ときに苦痛を伴う感情の最初の表れであると同時に、それらが解決されていない状態にあると教えてくれているのだ。
 本書は、フロイトをはじめピエール・ジャネ、ウィニコット、メラニー・クライン、ラカンなどの業績を参照しながら、臨床における不安の症候学、不安のモデル、生物学、精神分析、認知行動科学、いろいろな治療法といった今日の不安の諸相を概説する。臨床経験豊かな著者が、正常から病理まで遍在する不安を震央に位置づけて考察した、病める社会と人間たちに向けたフランス精神分析的思考の処方箋。

内容説明

不安になると人間はさまざまな症状を経験する。本書は、臨床における不安の症候学から、不安のモデル、生物学、精神分析、認知行動科学、いろいろな治療法といった今日の不安の諸相を概説する。臨床経験豊かな著者が、正常から病理まで遍在する不安を震央に位置づけて考察する。病める社会と人間たちに向けたフランス精神分析的思考の処方箋。

目次

序論
第1章 臨床における不安
第2章 不安のモデル
第3章 不安の生物学
第4章 不安の精神分析的展望
第5章 不安の認知・行動理論
第6章 不安のいろいろな治療

著者等紹介

カプサンベリス,ヴァシリス[カプサンベリス,ヴァシリス] [Kapsambelis,Vassilis]
ギリシア出身。フランスの精神科医、精神分析家。1995年よりパリ13区精神保健協会(ASM13)に所属し、総ディレクターを務めた。関心領域は、精神科薬物療法における治療効果の精神分析的理解、統合失調症や境界例の精神療法など

阿部又一郎[アベユウイチロウ]
1999年千葉大学医学部卒業、精神科医。2008年フランス政府給費生としてエスキロール病院、ASM13ほかにて臨床研修。医学博士。2014年、東京医科歯科大学精神行動医科学助教を経て、現在、伊敷病院勤務、東洋大学大学院非常勤講師

大島一成[オオシマカズナリ]
1987年東京医科歯科大学医学部卒業、精神科医。1998年フランス政府給費生としてエスキロール病院、サルペトリエール病院、サンタンヌ病院にて臨床研修。2002年、東京医科歯科大学精神行動医科学助教、病棟医長などを務める。医学博士。大宮厚生病院外来診療部長、東京医科歯科大学臨床教授を経て、東京福祉大学・大学院教授、同大学保健管理センター所長。日仏医学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
不安・ストレスの表出 ウィニコット・人間の本質的表出 キルケゴール・不安の概念 生理的・身体的感覚 感情状態の心理的・情動的表出 対象なき恐れ 症候学・セミオロジー 無効力性 不安発作 不安症状 集団パニック現象 社会的ハンディキャップ パニック発作 患者によって表現される症状 出生外傷 神経症性不安 精神病性不安 キャノン・ホメオスタシス 情動脳・パペッツ回路 欲動の第一・第二理論 自己愛的契約 自己愛性不安 新スキナー主義 象徴的表象・アナログ的表象 オートマティスム2022/05/06

bittersweet symphony

0
動物とホモサピエンスを分かつ基礎的な属性の一つとして位置づけられるがゆえその強弱はあるにせよ不安は普遍的なもので、ゆえに人と神経症的な事象とは当然のことながら地続きであるという事になります。フロイト自身が精神分析を臨床に利用することに関しては懐疑的だったというような記述もあって釈然としたことの一つです。2022/08/30

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