出版社内容情報
フランス紙を軸とした定期刊行物の通史
「人々の知識欲のあるところには必ず歴史の語り部がいる。ホメロスから中世末期の年代記作者、ヘロドトスからマルコ・ポーロにいたるまで、こんにちの報告記事に通ずる著作は、大事件の話を後世まで残したい、外の世界のことを話したいという心情から生み出された」(第一章より)。
本書は、フランスを中心に、アメリカ、イギリス、ドイツなどで発行された定期刊行物の歴史をたどる。古代において、伝令官によって口頭や文書で伝えられたニュースや命令といった社会生活に必要な情報のやりとりは、中世になると、印刷技術の発明によって一気に加速する。歴史背景や、伝達技術・輸送手段などの編纂も追いながら、約400点におよぶタイトルや、事業に携わった数多くの人物を紹介する資料性の高い1冊。原語から引ける題号一覧つき。
内容説明
本書は、フランスを中心に、アメリカ、イギリス、ドイツなどの定期刊行物の歴史をたどる。歴史的背景や、印刷技術・情報伝達手段・印刷物の輸送手段などの変遷も追いながら、約四〇〇点におよぶタイトルや、事業に携わった数多くの人物が登場する、資料性の高い一冊。原語から引ける題号名一覧つき。
目次
第1章 新聞の前史とガゼットの誕生
第2章 十七~十八世紀―進歩と多様化
第3章 フランス革命期・帝政期(一七八九~一八一五年)
第4章 十九世紀初頭~一八七一年―産業化と大衆化
第5章 一八七一~一九一四年―大部数の大衆紙
第6章 一九一四~一八年―第一次世界大戦
第7章 一九一九~三九年―大手紙の時代
第8章 一九三九~四四年のフランス―第二次世界大戦
第9章 第二次世界大戦後
著者等紹介
アルベール,ピエール[アルベール,ピエール] [Albert,Pierre]
1930‐2018。メディア史家、専門は第三共和政期の新聞。パリ第二大学メディア研究所IPFの所長を1986年から94年まで務め、同大学名誉教授
斎藤かぐみ[サイトウカグミ]
1964年生まれ。東京大学教養学科卒業。欧州国際高等研究院(IEHEI)修了。フランス語講師・翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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