文庫クセジュ<br> ストア派

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文庫クセジュ
ストア派

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  • サイズ B40判/ページ数 160p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510339
  • NDC分類 131.5
  • Cコード C1210

出版社内容情報

ストア哲学入門の決定版

 紀元前300年ごろ、キティオンのゼノンによってアテナイで創設されたストア派は、およそ500年にわたり、ギリシア・ローマ世界で影響力をもった。その哲学は、エピクテトスが拷問に耐えるのを助け、マルクス・アウレリウスが皇帝としての責任を果たすのを助けたとも言われる。
 本書は、ストア派の理論体系と受容の歴史を、「ヘレニズム期」「ローマ期」「それ以降から現代まで」に分けて、図表を用いながらわかりやすく解説する。「抽象的で論理的な思想が、いつ誰によってどのように拡散され、変えられ、社会にどんな影響を与えたのかを知ってもらい、(中略)長い時間にわたって展開されてきた思想運動でもあることを感じてもらいたい」(「訳者あとがき」より)。
 現代におけるストア派についての知見を十全に伝える、待望の一冊。

内容説明

紀元前三世紀頃、ゼノンによって創設されたストア学派は、およそ五〇〇年にわたり、ギリシア・ローマ世界で強い影響力をもつ哲学のひとつになる。本書は、その理論体系を明快な章立てや図表を用いて解説し、また受容史についても考察する。現代におけるストア派についての知見を十全に伝える好著。

目次

第1章 ヘレニズム期のストア派(学派の歴史と発展;初期ストア派の体系―クリュシッポス)
第2章 ローマ期のストア派(前一世紀から後三世紀まで)(前一世紀におけるストア派の分散;継続と革新―パナイティオスからセネカまで;ストア派の更新―エピクテトスとマルクス・アウレリウス)
第3章 ストア派のその後と現在(ストア派の遺産;ユストゥス・リプシウス以降の学者たちにおけるストア派;ルネサンスから十八世紀までの「新ストア派」;ストア派の現在)

著者等紹介

グリナ,ジャン=バティスト[グリナ,ジャンバティスト] [Gourinat,Jean‐Baptiste]
フランス国立科学研究センター(CNRS)研究部長、古代思想研究所(レオン・ロバンセンター)所長。古代哲学の国際的な研究者として第一線で活躍するとともに、一般向け雑誌の記事、辞書、ポッドキャストなどの仕事を通じてストア派の普及にも貢献

川本愛[カワモトアイ]
1986年東京都に生まれる。パリ第4大学修士課程(Master2)修了。京都大学文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さえきかずひこ

12
紀元前3世紀の初めから西暦3世紀中葉まで古代ローマ・ギリシャ世界で栄えたストア派の政治との関わりや、その思想的変遷や影響を分かりやすく論じた入門書。論理学と倫理学、自然学を重んじ、人は宿命論的に自然に調和して生きるべきー死や病は避けがたいので、それにいかに耐えるかということが主題ーと考える哲学の流れにも思想家各人のもつ多様性がはらむダイナミズムに満ちていたことがよく伝わってくる。ルネサンス期におけるストア派再評価やカルヴァン、パスカル、スピノザ、ニーチェらへの影響も示唆しておりバランスのよい記述が特長的。2020/03/07

hide

7
既読のストア派入門書の中でもとりわけ包括的な一冊。他の入門書は倫理学と人生訓に絞って間口を広げているのに対し、この本はそれらの基盤となる論理学・自然学の記述をメインとすることでストア派的世界観(唯物論・宿命論・汎神論・火と永劫回帰)への理解を深めてくれる。論理学も自然学も古臭くエキゾチックなものだが、倫理学や人生訓の生成背景を知ることで古典をより消化しやすくなるし、近代思想(デカルト・ニーチェなど多数)への影響もよくわかる。/さらに、入門書のわりに難解なのでストア派的忍耐力も鍛えられる。2021/08/15

有沢翔治@文芸同人誌配布中

6
 ストア派。ゼノンに始まり、マルクス・アウレリウスで最盛期を迎えるが、二六○年代に表舞台からは姿を消す。しかし、その後、キリスト教の体系に組み込まれ、ルネサンス期になると再び注目を集めた。そして現在では認知療法にも影響が見られるという。哲学史のみならず、文化的影響など広範に渡って解説している。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51524314.html2022/04/30

左手爆弾

6
ストア派についてのこんな本が欲しかったという欲望を叶えてくれる。倫理学に注目されることが多いストア派において、論理学と自然学にも相応の分量を割きつつ、要点を簡潔にまとめてくれる。表象や意味の理論は、初期近代の哲学や現代フランス思想などを読み解く上でも重要な観点となっているので、非常に助かる。ストア派思想の内実だけではなく、その後の影も重くなりすぎないように書いてある点も重要だろう。2020/08/21

たか

6
ここ最近クセジュ読んでいなかったので久しぶりにこちらを。2020/06/12

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