出版社内容情報
占領から解放へ向かうフランスで行なわれた対独協力者の粛清は、どのようなものだったのか?粛清問題の専門家による検証。
内容説明
占領から解放へ向かう急激な変動と混乱のフランスで、対独協力者の粛清が行なわれた。粛清はきわめて多くの人に及ぶものと考えられ、大きな社会現象となって広がった。本書は、粛清がこれまで考えられていたよりも、どれほど激しく、根深く、持続したのか、その実態をさまざまな側面から検証する。
目次
第1章 民衆の暴力―公的復讐と民衆の裁きのはざまの暴力
第2章 合法的な粛清の法的基礎
第3章 妥協の粛清
第4章 広がった社会現象
第5章 粛清を脱する
第6章 粛清を逃れる
第7章 粛清の記憶
結論
著者等紹介
ベルジェール,マルク[ベルジェール,マルク] [Berg`ere,Marc]
1963年生まれ。レンヌ第二大学歴史学(現代史)教授。フランス社会における粛清問題の専門家で、現在は国際的次元における粛清問題の広がりと影響関係の比較史的研究に携わる
宇京頼三[ウキョウライゾウ]
1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・独仏文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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