出版社内容情報
社会的・文化的文脈における聖をめぐる実践や認識のありようを、歴史を追って紹介し、現代における意味を考察。いかに受け止め、いかに遇すべきか
本書は、聖の実践と理論をもとに、聖なるものに関する経験、制度および概念論を大きく通観した、聖のテーマをめぐる一大パノラマとなっている。ほぼ年代順に展開されるその叙述は、太古の時代から、異教、キリスト教の時代を経て、現代の世俗化時代へと及び、そのときどきの社会的・文化的文脈のなかで、聖をめぐる実践や認識のありようを簡潔に紹介、議論する。学術的参照範囲は広く、宗教学をはじめ、文化人類学、社会学、心理学、哲学、文学、医学、精神分析など、これまで人文科学系の諸分野で言及されてきた関連成果の主要なもののほとんどを網羅。初心者ならば聖の問題を概観する機会を、それより進んだ段階にある読者には聖の問題の全体を構造的に理解する機会を提供する。また、宗教をとりまく現代文化の危機が表面化するなかで浮上した聖の問題を、哲学者の視点で考察。
ジャン=ジャック・ヴュナンビュルジェ[ヴュナンビュルジェ]
著・文・その他
川那部 和恵[カワナベ カズエ]
翻訳
内容説明
本書は、聖の実践と理論をもとに、聖なるものに関する経験、制度および概念論を大きく通観する。学術的参照範囲は広く、これまで人文科学系の諸分野で言及されてきた関連成果の主要なもののほとんどを網羅。また宗教をとりまく現代文化の危機が表面化するなかで浮上した聖の問題を、哲学者の視点で考察する。
目次
第1部 聖なるものの実践(聖なるものの現象学;聖なるものの象徴体系;聖なるものの文化人類学)
第2部 聖なるものの理論(聖なるものの性質;聖なるものの批判;聖なるものの変容)
著者等紹介
ヴュナンビュルジェ,ジャン=ジャック[ヴュナンビュルジェ,ジャンジャック] [Wunenburger,Jean‐Jacques]
ジャン・ムラン・リヨン第三大学名誉教授、リヨン哲学研究所元所長、国際ガストン・バシュラール協会会長、ジルベール・デュラン研究会会長
川那部和恵[カワナベカズエ]
名古屋大学大学院文学研究科修了。文学博士。専攻は、フランス中世・ルネサンスの演劇文学と文化。奈良教育大学助教授、教授、東洋大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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林克也
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