出版社内容情報
言語のもつ意味の構造、その変化などを研究する意味論の歴史をたどり、こんにちの研究についても言及。
内容説明
言葉のもつ意味を根底から問う言語学的意味論(意義論)を中心に、歴史的概念を検証する。現在の研究に関しては記号表現と意味の関係をくわしく説明。また、領域を単語のみに限定するか、文単位レベルの文法にまで広げるかなど、諸問題を提示。言語の意味を解明する入門書となっている。
目次
序論 意味から意味論へ―1つの専門分野の誕生
第1章 過去から現在への意味論―層状の歴史(1つの意味論か複数の意味論か;歴史的概観;現在の意味論研究)
第2章 言語学的意味―言語の意味特性への入り口(意味論の領域の限定;記号表現と意味の関係;意味を説明する経験;まとめ―言語の形態と意味)
第3章 意味論の諸問題の中心に立って―意味の単位
結論 意味の交差点―言語と言語活動
著者等紹介
大島弘子[オオシマヒロコ]
大阪外国語大学大学院修士課程日本語学専攻修了。パリ第5大学一般言語学博士号取得。現在、パリ・ディドロ(パリ第7)大学東アジア言語文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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