内容説明
十三世紀初め、大学は、ボローニャなどで誕生した。このヨーロッパ・モデルが世界中へと広がり、それぞれの地域で独自に成長をとげていく。本書は、その足跡をたどり、制度の変容と、繰り返されてきた改革について紹介する。大学をめぐる議論が高まるいま、必読の解説書。
目次
第1部 中世の大学から、アンシアン・レジームの大学まで(中世における大学の誕生とその躍進;大学と中世文化;近代の大学、権力、社会(十六~十八世紀)
近代における大学の危機と改革)
第2部 大革命以後(第一の革新―学問か、それとも職業か(一七八〇年頃~一八六〇年頃)
第二の変革―研究か、それとも社会的開放か(一八六〇~一九四〇年))
総決算―一九四五年以降のあらたな大学の世界へ
著者等紹介
岡山茂[オカヤマシゲル]
1953年生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授
谷口清彦[タニグチキヨヒコ]
1977年生まれ。上智大学大学院博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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