内容説明
アレクサンドロス大王の逝去から、ローマによる征服の完了まで―ヘレニズム時代における政治・経済・社会を概説。アレクサンドレイア、ペルガモン、デロス、ロドスなど、主要都市ごとに歴史や文化を紹介し、当時の生活を活写する。ヘレニズムを独創的な文明として捉えた解説書。
目次
第1章 人の住む世界―政治・経済・社会(君主政と都市;経済活動;プトレマイオス朝エジプトにおける国家の役割;ヘレニズム世界における社会生活)
第2章 ヘレニズム時代の東方(アレクサンドレイアの文明;セレウコス朝アジアにおける都市とギリシア化;ペルガモンのヘレニズム)
第3章 ヘレニズム時代の宗教(新しい精神;アスクレピオスとゼウス;ディオニュソス;セラピスとイシス)
第4章 ギリシアの永続性(ロドス;デロス;アテナイ)
第5章 隣接地域のヘレニズム(東方と西方の関係;政治に与えた影響;西方の宗教のヘレニズム的形態;思想と芸術)
著者等紹介
北野徹[キタノトオル]
1938年生まれ。1962年東京大学法学部卒。1970~72年フランス留学。TIS(株)取締役、日本ケーブル・アンド・ワイヤレスCSL(株)常務、TIS(株)監査役、(株)TIS東北ソフトウエアエンジニアリング社長を歴任。現在、(有)エクステリア総合研究所社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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